瀬戸市立図書館【公式】

愛知県にある瀬戸市立図書館の公式アカウントです。 瀬戸市立図書館で開催された「エディター養成講座」を修了したエディターたちが、地域情報を収集し発信していきます。

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記事一覧

街の本屋さん・みうら書店

ミロコマチコ展 ねこ そら もよう

図書館の選書

底に触れる 現代美術in瀬戸  ~民治壁画のキャラたちが飛び出した

河村目呂二・来る福招き猫まつりin瀬戸

末広商店街の老舗書店「春広堂書店」

お太子まつり 赤津・万徳寺

北川民次生誕130年  ―民次とメキシコと瀬戸

玉子カレーとチーズコーヒー

岩屋堂に無人カフェ オープン

「時事ビブ落語」誕生か?

しなの工房めぐり~陶磁器とベーコン~

世界一周コーヒーの旅!?  愛知県瀬戸市出身の山田姫奈さん

瀬戸市を流れる愛知用水をたどってみたら,ジブリっぽい風景や静かな水路に出会えた

時事がテーマのビブリオバトル!?

瀬戸市立図書館の民次壁画

街の本屋さん・みうら書店

みうら書店の歴史 みうら書店は、瀬戸市役所の北、陶生病院の南、瀬戸市西追分町にある小さな本屋さん。今年で創業73年になる街の老舗の本屋さんだ。今回は創業者であるお父様から引き継いだ代表者の櫻井しげ子さんにお話を伺った。 みうら書店の創業は昭和26年(1951年)。 日本がサンフランシスコ平和条約に調印した年であり、戦後の占領期から主権国家として独立を回復した時期と重なる。当初は貸本屋として創業したそうだ。貸本屋は一般大衆にも読書が拡大した江戸時代に誕生し、貸本を主とした行

ミロコマチコ展 ねこ そら もよう

ミロコマチコ展「ねこ そら もよう」が、瀬戸市のSTUDIO 894(スタジオヤクシ)(瀬戸市薬師町1番地)で開催されている。 筆者がミロコさんを知ったのは、ほんの1か月前。図書館の『生態学者の目のツケドコロ』(伊勢武史著)の表紙だ。鮮やかなフューシャピンクの魚が、ばばーんと描かれていて迫力満点だった。ミロコさんの名前で検索すると、図書館には『みえないりゅう』など絵本が何冊もあった。ビビッドな色が炸裂する、子供が描くような大胆な絵。どんな作者なんだろうと興味を持った。地元、瀬

図書館の選書

瀬戸市立図書館の年間図書購入 令和5年度の瀬戸市立図書館の統計によると、蔵書は約34万5千冊。年間に購入する図書は約9千冊。分野の割合は、一般書が60%、児童書が38%、 あとは郷土資料と点字・大活字本である。年間購入のための予算は約2千万円。年間貸出冊数が最も多いのは、地域図書館の貸出も含めると児童書となっている。 瀬戸市立図書館では、「地域の読書文化を支えていくには、図書館のみならず街の書店が必要。」という考えの元、図書を地元の書店納入組合から直接購入している。書店と連

底に触れる 現代美術in瀬戸  ~民治壁画のキャラたちが飛び出した

「底に触れる 現代美術in瀬戸」は、国際芸術祭「あいち」(あいちトリエンナーレ)1年前のプレイベントだ。会場のひとつである「瀬戸のまちなか」各所で現代アートが展開されている。 瀬戸信用金庫アートギャラリーでは、民治壁画オマージュの2人のアーティストの展示があった。北川民次原画の壁画は瀬戸市立図書館のシンボルだ。 瀬戸市立図書館の民次壁画上杉あずき@STEP 木曽浩太 壁画「無知と英知」で目を引くのは、まるがお君と魚あたま君。悪役なのだが憎めない小者感があり、むしろ愛されキャ

河村目呂二・来る福招き猫まつりin瀬戸

9月29日は「くるふく」と読んで招き猫の日である。瀬戸市では9月28日、29日に「来る福招き猫まつりin瀬戸」が開催された。多くの来場者は猫柄の服を着たり、招き猫メイクに猫耳をつけてそぞろ歩く。猫や招き猫のグッズの展示、販売、コンテストなどが行われ、招き猫総おどりや招き猫神輿も登場し、街が猫一色のすてきな2日間となる。今年は第29回めにあたり「ふくづくし」でいっそうにぎやかに行われた。 新世紀工芸館では「河村目呂二『マネーキーとラフター』~セラミックアート招き猫展の27年~

末広商店街の老舗書店「春広堂書店」

全国的に書店が減少している中ですが、「春広堂書店」は、変わらずに営業していてくれました。 瀬戸市末広町、末広町商店街にある「春広堂書店」 3代目社長の大橋徹太郎さんにお会いしてきました。 創業は1932年 営業時間は9:30〜18:00 定休日:日曜日 店舗内には、地域性を反映した「やきものの本」「藤井聡太」コーナーや絵本など児童書、ジブリ関連本などが、平積みされています。 ただ、これらの本の店舗内での販売は売上全体の約一割ほどで、学校・企業・商店への配達やイベント会場な

お太子まつり 赤津・万徳寺

万徳寺(瀬戸市塩草町)で8月25日、お太子まつりが行われた。昼は「聖徳太子御會式」夜は「二十二夜さま」が行われ、檀家や近隣の人たちで賑わった。 万徳寺は聖徳太子ゆかりの古刹で、太子堂には聖徳太子像、市指定有形文化財の聖徳太子伝歴・絵伝などが納められている。約400年前に徳川義直公が参詣し大法会を行って以降、毎年旧暦7月22日に開催されてきた。(現在は8月第4日曜に固定) 聖徳太子御會式 総門や太子堂に、たくさんの提灯が賑やかに飾り付けられた。本来は、聖徳太子の生涯などの絵が

北川民次生誕130年  ―民次とメキシコと瀬戸

北川民次生誕130年にあわせて、瀬戸市近辺で3つの展覧会が開催されている。  名古屋市美術館 『生誕130年記念 北川民次展 ―メキシコから日本へ』  瀬戸市美術館 『北川民次生誕130年記念 北川民次と久保貞次郎 ―真岡市コレクションを中心にー』  瀬戸信用金庫アートギャラリー『生誕130年記念 北川民次母子像展』 美術展に合わせて、田中敬一先生による講座「生誕130年~瀬戸を愛した北川民次~」が瀬戸市水南公民館で開かれた。3回にわたり、民次とメキシコ、民次と児童教育、民次

玉子カレーとチーズコーヒー

玉子カレー 玉子カレーってわかります? あー、カレーに生卵のせるやつね? 違いますね!私が言っているのはインドカレーの話で。   ジュンパ・ラヒリ短編集『停電の夜に』にはたくさんの美味しそうなインド料理(時には貧しい食べ物)が登場していて、玉子カレーは『三度目で最後の大陸』に出てくる。(「たまご」の表記は本書に従って玉子とする) インドから船でロンドンへ出てきた「私」は、寮生活をする。寮には 「私と似たり寄ったりの、金のないベンガル系の独り者ばかりが、少ないときでも十何人か

岩屋堂に無人カフェ オープン

瀬戸市岩屋町に無人カフェがオープンしました。 常駐する店員さんはおらず、Wi-Fi、電源完備。客は自販機の飲み物を買えば席を利用できるスタイルです。このセルフカフェは名古屋を中心に20店舗以上展開しているそうですが、都市部ならともかく、人里離れた岩屋町でとは意表を突かれました。 岩屋堂公園は瀬戸市の奥座敷ともいえる渓谷で、二つの滝や行基が修行したと言われる巨大な岩屋があります。夏休みには涼を求めて、清流で水遊びする子どもたちでいっぱいに。桜と紅葉の季節もたくさんの人が訪れま

「時事ビブ落語」誕生か?

落語と私私は、大学の4年間落語研究会に所属していた。 長期休みになると、月に10回以上デイサービスセンター、地域の行事などで落語を披露した。 落語の稽古は、自転車通学中に行った。 はたから見るととても怪しい。 「落語ばっかりしていて、勉強してなかったんじゃないの?」と勘違いされそうである。 まったくもって、「勘違いである」と述べておきたい。 外国語学部アジア学科で中国語とインドネシア語を勉強していた。 アジア学科で学んでいることと落語を混ぜたら面白かろうと考え、インドネシ

しなの工房めぐり~陶磁器とベーコン~

瀬戸市に住み始めると、言われている通り実に陶磁器が盛んなところだとわかる。以前ほど景気がよくないとか廃業があるとかも聞くが、今でもあっちにもこっちにも陶磁器関連の看板を見る。ただし「工房」「工場」という感じで、小売り屋さん以外は中をうかがい知ることは難しい。 だから、しなの工房めぐりは窯元の内側を覗かせていただくいい機会だ。春と秋に行われ44回め、今春は5月11・12日に開催された。いろいろ催しがあったが、散策がてらほんの一部だけふらふらと周った。 竹堂園は、看板が雑貨屋み

世界一周コーヒーの旅!?  愛知県瀬戸市出身の山田姫奈さん

山田姫奈さんのnote発見真夜中の思いつき 「瀬戸市出身の有名人でnoteを使っている人はいないかな?」 2024年4月6日の深夜にふと思った。 調べると山田姫奈(やまだやひめな)さんという方が熱心にnoteで執筆をされていることが判明。 山田姫奈さんは、2023年8月4日株式会社White Monkeyを立ち上げた経営者。 私と1つしか違わないにも関わらず代表取締役に就任していることに驚き、大尊敬。 noteの記事の中で「世界一周コーヒーの旅をします!」というタイト

瀬戸市を流れる愛知用水をたどってみたら,ジブリっぽい風景や静かな水路に出会えた

古そうな金属の水門と苔むした階段は、ジブリの映画の1シーンのようだった。周囲の伐採で、これまで隠れていたものがあらわになっていたのだ。その上部を愛知用水が流れているのを知っていた。これがきっかけとなり、愛知用水を散策した。 愛知用水は愛知県の尾張地方を通り、知多半島まで100km超にわたって水を運ぶ施設だ(幹線水路)。瀬戸市を流れているとはいうものの、断片的にあちこちで目にするのみで、よくわからなかった。調べてたどってみると意外なルートを流れており、いくつものジブリのような風

時事がテーマのビブリオバトル!?

『時事ビブTV』とは 第14回『時事ビブTV』にバトラーとして出演しました。 『時事ビブTV』とは、時事問題をお題としたビブリオバトルです。 あなたは、「ビブリオバトル」という言葉を聞いたことがありますか? 『時事ビブTV』は、なぜ時事問題をお題としているのでしょう? その答えは、図書館法第三条第七項にあります。 図書館は「時事に関する情報」として各種新聞を紹介し、提供しています。また、新聞縮刷版も所蔵。新聞縮刷版とは、約1ヶ月分の新聞紙面を縮小コピーして、書籍に収

瀬戸市立図書館の民次壁画

瀬戸市立図書館(愛知県)の来館者は民次壁画の歓迎を受ける。北川民次のモザイク壁画は、神話的でユーモラスで謎めいている。いつも通って見慣れている図書館のシンボルについて調べた。 北川民次(1894-1989)は、瀬戸市にアトリエを構え、瀬戸の風景や作陶をモチーフにした画を多く描いた。また15年に及ぶメキシコ滞在時、民衆へのプロパガンダであるパブリックアートとしての壁画運動を体験し、帰国後数点の壁画を手がけた。 1970年竣工の瀬戸市立図書館のためにも3点の原画を描いた。   「